ずっと小さい頃の記憶になるが、昔は鹿児島の内之浦のロケット打ち上げが見られる近くの村、町で育った。小学校の1、2年の頃、学校の授業中ではあったが、ロケット打ち上げの時は、みんなで学校の校庭に出て、山の向こうからロケットが上がっていく様子を見たことを思い出した。その頃は不思議でも脅威でもなんでもなくて小さいながら雲に隠れたりしながら空に昇っていくのを見た。今思えば近くに住むものの特権だった。これからは当たり前の時代を担っていく若者にぜひ、間近に観察してみてほしい。科学が好きになった一因かもしれない。